知っておくべき保険や収入のこと

IT業界では、会社員から独立してフリーエンジニアを志す人も増えてきました。時間に縛られず働けて、かつ理想のワークライフバランスを実現しやすいという点が魅力に感じて独立を考える方が多くなっていますが、独立すると仕事以外で考えなければならない点も多いです。中でも、保険や仕事における収入面についてはよく考えて行動しなければ、将来的に生活苦に陥る場合もあるので気をつけましょう。

まず保険ですが、フリーランスの場合は会社員と違って、健康保険は「国民健康保険」に加入することになります。住んでいる市町村で自分で手続きして加入することになり、前年度の所得に応じて金額も変動します。この場合、前年度会社員だった方は独立1年目の保険料が高くなるため注意が必要です。
また、年金はフリーランスになると国民年金に加入することになります。会社員として厚生年金に加入している場合は基本的に保険料が会社と折半での負担となりますが、国民年金は自分がすべて負担になります。
ここから分かる通り、フリーランスになると健康保険や年金の額が会社員時代よりも高くなる場合があります。そのため、毎月安定した収入を確保して支払える体制を整えなければなりません。

会社員とは異なり自分で仕事を取ってこなければならないのがフリーランスであるため、通常の業務とは別に案件獲得のための営業力も磨くことが大切です。できればキャッシュポイントを複数作って、毎月安定した収入を確保できるようにしておきましょう。